第1章:バーキン、君が主役の時代が来た?
4月のニュースを見て、思わず「え、また?」って声が出た。
バーガーキング®が全国で8店舗をドドーンと新規出店。しかも北海道はついに6店舗目って、昔じゃ考えられなかったよね。ららぽーと安城にも初出店ということで、「あれ、なんか最近バーキン元気じゃね?」と気づいた人も多いはず。
昔はマックに比べると「ちょっと通好み」な印象だったけど、今や全国津々浦々、イオンモールやららぽーとに普通にある存在に。しかも「ワッパー」という中毒性の高い武器がある。価格帯もマックよりちょい上だけど、それでも「うまいもん食ったわー!」って満足感が段違いなんだよね。
ということで、今のバーキンはかなりアツい。正直、個人的には応援してる。
第2章:カンブリア宮殿に見る、宅配ピザの苦悩
一方で、ちょっと前に観た『カンブリア宮殿』が頭から離れない。テーマは「宅配ピザの行方」。要は、中食(ナカショク)の中でも、宅配ピザって今ちょっと苦戦してるんだよねって話。
昔は「週末のごちそう」といえばピザだった。けど今、ウーバーイーツで本格イタリアンも頼めるし、スーパーの冷凍ピザも普通においしい。競合が増えたんだよね。価格も相対的に高く感じちゃうし、注文のハードルもちょっと高い。
ピザチェーンも頑張ってるのはわかるんだけど、最近はやっぱり陰が薄い。クーポン勝負、Lサイズ1枚でMサイズもう1枚無料みたいなプロモはあっても、それが「また頼もう」って気にさせるかというと…うーん。
第3章:出店戦略が明暗を分ける?
ここで気づいたのが、バーガーキングと宅配ピザの「場所戦略」の違い。
バーガーキングは人の流れがある場所、たとえばイオンモールや駅近にガンガン出店してる。これ、通りがかりの人に「お、バーキンあるやん」って気づかせるための作戦なんだろうなと。しかも、若い世代が集まるエリアに多くて、SNS映えとかまで計算されてる感じ。
対して、宅配ピザの拠点って、言ってみれば「厨房」でしかない。デリバリー専用で、目に見えない。だからブランドの存在感がどんどん薄れていく。
ピザ屋も「イートイン併設」みたいな戦略がもう少しあってもいいのになー、と思ってしまう。目に触れる場所にないって、結構致命的だと思うんだよね、今の時代。
第4章:「ピザ=贅沢品」ってもう古いかも?
ここでちょっと立ち止まって考えてみたいのが、「ピザって、実はかなり高いよね?」って話。
ピザチェーンって昔から“高級ファストフード”だった。Lサイズで3,000円近くとか、トッピング追加したら4,000円近いとか。もちろん、3人家族で分けたら妥当かもしれない。でも今、ラーメンが1,000円切ってて、マックのセットが700円前後、バーガーキングでも1,000円ちょい。
ピザは「お祝い事」や「イベント」向けのごちそうポジションにとどまっていて、日常にはなかなか入り込めない。毎週食べたいって思える価格感じゃないんだよなぁ…。
その点、バーキンは「ちょっとリッチな日常食」くらいのちょうどいいラインを攻めてきてる。しかも味がいい。ワッパー、うまい。もうそれに尽きる。
第5章:再ブームの鍵は「実店舗」かも?
ここまで見てくると、ピザ屋さんに足りないのって、やっぱり「出会いの場」なんじゃないかと思う。
昔はチラシが出会いだった。ポストに入ってるやつね。「あ、今日はピザにしよっか」って。でも今、そんなチラシもう見ないし、検索しないと出てこないピザ屋の存在感はめちゃくちゃ薄い。
バーガーキングのようにモール内に出店する。あるいはスタバみたいに「ちょっと寄ってく?」っていう存在になる。そんなピザ屋があってもいい。
テイクアウト専門のスライスピザ店とか、日本にももっとあってもいいと思うんだよね。ニューヨークで流行ってる、立ち食い感覚のピザ。あれが日本でも流行ったら、ピザのイメージも一気に変わるかも。
第6章:フードチェーン戦国時代を生き抜くために
今、飲食業界はまさに“戦国時代”。
円安・物価高で原材料も高騰してる中、どこも必死だ。そんな中で、バーガーキングは「攻め」に転じてる。店舗を増やし、人の目に触れる場所を取りに行ってる。
一方で宅配ピザ業界は、ちょっと守りに入ってる印象が否めない。もちろん、業態が違うから一概には比べられないけど、それでも「勝つ気があるのか?」とつい思ってしまう。
個人的には、ピザ屋さんにはまだまだ可能性があると思ってる。日本人はチーズもトマトも好きだし、ピザ自体のポテンシャルは高い。だからこそ、「どう見せるか」「どこに出すか」っていうマーケ戦略を、もうちょい本気で考えてほしいなと。
というわけで、バーガーキングの出店ラッシュからの宅配ピザの未来まで、好き勝手に語ってみたけど、みんなはどう思う? 「ピザ、最近食ってないなぁ…」って思ったら、それこそが今の問題の核心かもしれないよね。